注文住宅で建てることに決めたら、イメージづくりから始めます。予算をどれくらいかけられるかを考えないと、具体的な計画に移れません。予算によって材料や設備のグレードも変わり、間取りにも修正が必要になる可能性があります。予算決めでの基本的な考え方として、家本体にかかるお金を考えるのももちろん大事ですが、住宅ローンで借りられる金額も考慮する必要があります。

住宅ローンは利用する金融機関によって審査の結果も異なり、借りられる金額も違ってくることを覚えておくと役に立つかもしれません。イメージづくりでは、家を建てる場所を探す作業があります。既に建てたい場所が明確になっているのなら、その場所に購入できる土地があるかを調べるだけで良いのですが、まだ何も決まっていない状態なら、まずは地域の選定からしなければなりません。地域によって環境や周辺施設が大きく異なり、住みやすいと感じるような地域にしないと後々不便に感じることがあります。

住環境は、注文住宅の満足度を左右する大きなポイントです。間取りやデザインも、注文住宅のイメージづくりの中で大切な作業です。間取りは家族構成や生活スタイルによって決まるものであり、家族の意見も取り入れながら皆が納得できるような形を模索します。デザインは気に入ったものを見つけるために、ハウスメーカーの住宅展示場に足を運んだり、ホームページを閲覧して過去の施工例を見たりすることが有効です。