注文住宅は自分の願いどおりの家を建てることができるのが最大の魅力です。夢のマイホームを建ててもらうのはハウスメーカー、工務店、設計事務所の中から選択することになりますが、ここでは工務店に依頼する際の注意点をピックアップしてみましょう。工務店は地域密着のところが多く、細かな希望まで対応してもらえるのが特徴です。管理コストや営業に関する費用も発生しないので、ハウスメーカーに注文住宅を依頼した場合より費用を抑えられるのもメリットといえます。
ただひとくちに工務店といっても、各社で特徴が大きく異なることもあります。工務店は設計や施工の自由度が高いとされていますが、フランチャイズに加盟していたり、特定の工法を売り文句にしているところでは、ハウスメーカーで注文住宅を建てる際と同じように仕様に制限が設けられるなど、思ったほど自由にできない場合もあります。また工務店はチェック機能が充実していないというデメリットもあります。規模の小さな工務店では監理者と施工者が同じだったり、名義だけ借りていたりすることもありますので、悪質な業者に依頼してしまった場合は思わぬ結果を招きかねません。
もっともほとんどの工務店は地域密着ですので、評判が落ちればたちまち経営が苦しくなります。そのため工務店だから信用できないと簡単に考えるのは大きな間違いです。また施工者は法律で10年間の瑕疵保証や資力確保措置が義務付けられていますので、保証の面ではまず心配ありません。