注文住宅のメリットのひとつとして挙げられるのが、自然素材です。自然素材を使用して建築される住宅は、健康にも配慮された快適な住まいに仕上がります。注文住宅と建売分譲住宅とを正確に分けて把握するには、自然素材を理解しておくと良いでしょう。自然素材として挙げられるのが、天然無垢材、珪藻土、漆喰、シラスです。

天然無垢材はヒノキやスギなどの天然木です。天然木を健在にしたものが天然無垢材です。天然無垢材を使用して建築された注文住宅は、害虫被害を抑制できるのが特徴です。部分的にヒノキやスギを使用して施工するのではなく、住宅全体に天然無垢材を使用するのが特徴です。

ヒバを使用する場合もあります。珪藻土は、湿度調整機能に優れた壁材です。珪藻土を塗って施工された内装壁は、空気中の湿度を吸収したり、乾燥しているときには適度な湿気を放出できる機能があります。肌の乾燥にも良い影響がありますので、冬の乾燥する季節でも加湿器を必要とせずに済むほどです。

漆喰も珪藻土と同様です。シラスは火山の噴出物で、やはり湿度調整機能があります。自然素材も種類が豊富なので、自分や家族の好みに応じて選ぶと良いでしょう。色だけでなく、質感もポイントです。

肌触りも独特なので、知識がなくても実際に見て触って選ぶと良いでしょう。注文住宅ならではの自然素材は、住宅全体に使用して施工されるので、効果が十分に発揮されるため、住宅の寿命を長くする効果も得られます。