注文住宅の自由設計とは

注文住宅を理解するときに役立つキーワードのひとつが自由設計です。自由設計は施主のオーダーに基づいて設計されるという意味です。自由設計を強調する意味で、完全自由設計と呼ばれていることもあります。完全自由設計の注文住宅は、設計に関する全工程の内容が、工務店との話し合いで決定されます。

もちろん住宅に関して知識がなくても、アドバイスを受けることができます。自由設計のメリットは、設計される内容すべてが、秘密ではなく本人に公開されることです。どのような設計になっているのか、その過程や作業などが不透明では、トラブルが発生したときでさえ何が起きたのか把握しづらいですが、自由設計の注文住宅であれば、住宅としての設計から施工に至るまで、知りたい情報のすべてを知ることができます。自由設計のポイントは、予算の設定です。

ありとあらゆる希望を実現させられるといっても、予算の問題は必ず発生します。言い換えれば、注文住宅の自由設計は、予算の範囲内で設計されて施工されることになり、予算に見合ったプランに仕上げることが重要です。施主と工務店の話し合いも、施主の希望を実現させることだけでなく、現実に予算がいくら必要なのかがテーマになることも多いです。あらかじめ施主が住宅建築の予算を明確に提示しすれば、予算の規範以内で施主の希望を実現できるように設計をし、あるいは予算に対応させるためにアドバイスを行います。

注文住宅の自由設計は、予算の範囲内の自由であることを理解しておきましょう。

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